就職活動のためのインターンシップ


「インターンシップを通して生き方を考える」

いまの学生たちは過保護に育った純粋培養世代と言ってよかろう。言い換えれば、水槽の中で穏やかな日々を過ごす観賞魚である。いままでは、与えられたものを鵜呑みにしていればよかった。


これからは、受身の人生から積極的に仕掛ける生き方に変革を求められることになる。学窓を巣立つということは、水槽から大河に放流されるのである。えさを与えてくれる者はいなくなる。自分からえさを求めて生きていくしかない。


どこを棲家(すみか)に生きていくのか、本気で考える時が訪れたのである。頭の中であれこれ考えてみたところで妙案など浮かんでくるものではない。インターンシップへの参加はいいチャンスだ。特に夏休みを利用したものは有効である。


就職サイトをのぞくと、インターンシップ受け入れ企業が紹介されている。できるだけ長い(少なくとも1週間以上)ものを選んで参加するといい。社員とのコミュニケーションがとりやすい。実際に働いている姿を垣間見るだけでなく、積極的に話しかけることだ。社内のこと趣味に至るまで構えずフランクに話してみることだ。


雑談の中にこそ、その人の生き様が見え隠れするものだ。そういった人生の先輩たちの生き様こそ、自分の生き方のヒントになる。


学生時代のひと夏くらい、本気で自分の生き方を見詰める時間にしたい。可能な限り様々な業態の企業を選び、たくさんの生き様を見ることこそブレの少ない自己形成に繋がるものである。


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就活は自分を売り込む商談だ
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