就職活動のためのインターンシップ


「夏季インターンシップ」

フリーターの増加に象徴されるように、若者たちの間に職業観・就業意識の希薄化、多様化が一段と進んできた。2000年代に入り、日経連(現日本経団連)は現状を打開し、彼らの意識の向上を促すための職業観教育が不可欠と判断し、当時の文部省など関係機関を巻き込んでインターンシップの重要性を説き、企業も社会貢献の一環として受け入れた。


短期間の体験では、職業観の育成にはなかなか結びつかないが、夏休みを利用したものであればじっくり体験できる。少しでも仕事の現場に接し自分の生き方、職業観の育成に役立ててもらおうと夏季インターンシップが定着してきた。


企業側だけでなく大学側も自己実現に向けたインターンシップを正課の授業に組み入れ始めた。大阪経済大学のように20%を超す学生が履修する本格的なカリキュラム(下記プログラム参照)も珍しくなくなってきている。こうしたインターンシップの普及は学生にとっての職業選択の大きなステップボードになってきたのである。

大阪経済大学インターンシップスケジュール
(大阪経済大学インターンシップ・スケジュール)


しかしながら、経済環境の変化に起因する人材戦略がここ数年様変わりして、社会貢献の大義名分だけではインターンシップを実施できなくなってきている。一部の大手企業に見られることであるが、自社の採用戦略に結びつけるものに微妙に変化してきている。


学生にとって、企業の思惑も見極めながらの就業体験は社会人予備軍として的確な状況判断を試されているのかもしれない。


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